片づけ・生前整理の讃岐峰子です。
先日片づけサポートに伺ったお客様宅。
ご心労で片づけられなくなって、その後引っ越してから数年たっても大部分が手つかずのまま暮らしていらっしゃいました。
おうち全体の片づけに取り組んでいますが、一つ一つのモノを確認していく地道な作業です。
その中で、片づけやすくご参考になる事例がありましたので紹介いたします。
モノが置かれて、たまっていくだけ【BEFORE】
何が何やらご本人もわからなくなっていましたが、ここはどなたにも片づけやすいでしょう!
トイレの上棚。
手を伸ばした高さ。
でも、意外と奥行き(40cm)があって、収納力はありますが一旦モノを置いたら目につきづらい形状でもあります。
まず分類
トイレの洗剤、クラフトテープ?だけでなく雑多なものが見えますが、全部出して分類してみたら、
「えっ!こんなのあったの!?」
「こんなに買ったかしら!!」
とのつぶやきが!
ストックが多すぎ
奥から出てくる出てくる、おんなじ商品。
こうなったのはどうしてか、理解していないと先に進めません。
このお客様がとてつもない精神状態だからこうなったの?
ずぼらな性格?
いいえ、見えないから、買ったのを忘れて、どんどん買い足してしまうのですね。
良くあることです。
性格のせい?いいえ脳タイプです。
このお客様は、典型的な右脳タイプです。
右脳タイプは、見えないモノは「無い」と同じと感じてしまう、視覚重視型。
見た目も大事だから、おしゃれなかごにざっくりと収納するのが合っています。
でも、ざっくりと収納するのはいいのですが、目に見え、取り出しやすくしないと、また、買い足してしまうでしょう。
収納グッズ選択のコツ
見た目とお客様のお好みから言えば、自然素材のかごを使いたい。
でも、この高さは、ひと目で見える収納がいい。
そしてここは、トイレ。
あんまり置いてあるモノが目についても困ります。
雑多なものは見えないほうが落ち着きます。
ということで、収納グッズの選択はこれ!
画像真ん中の取っ手付きのメッシュかごです。
棚に合わせて、このタイプで一番奥行きのあるのを選びました。
取り出しやすい、見やすい収納【AFTER】
掃除道具とストック品に分けました。
クラフトテープは、このトイレ前の廊下で梱包作業をすることが多いので、ここ。
置き場所を変えてしまうと迷いますから、いっぺんに大きく場所を変えないほうがいいです。
もっと収納できる!と思われがちですが、
【BEFORE】
トイレの棚を有効活用しても、見えなければ使いこなせないですから、また、モノがたまってしまうだけになるでしょう。
空間に合わせるより、使う人のくせ(この場合脳タイプ)や慣れた行動に合わせたほうが、ラクな収納になりますね。
この場所の片づけは、グッズを用意して30分以内で完了しました。