家族がいる場合、「片付け」の優先順位や判断の基準が違うことがストレスとなることも多いですね。
そんなお悩みのあるお客様の片付けに寄り添っています。
ご家族との軋轢がありますが、私はあくまでお客様の立場に立って、ご家族との仲立ちも致します。
他人(私)が入ることで、帰ってコミュニケーションが取れるようです。
片付けは人生の棚卸し
あなたのお荷物はいつからそこにありますか?
片付けサポートで、たくさんの本や書類を整理している現場があります。
分類しようとしたモノでお客様が、
「古いね!」
「たくさん辞書を手放したのに、また出てきたね。
いつのだろう・・・・。
懐かしいな、小学校の卒業記念の品。
私は、このころのモノも捨てないで来たのか。」
私は「そうなんですね~。」って作業をしながら聞いています。
過去を想う時間は人生の棚卸し
モノを見れば、過去を思い出します。
お客様が過去を振り返る時間は人生の棚卸し。
過去に向き合い、そのうえで今はどうなのか?
過去~現在、そして未来へ
モノの要不要が、過去にけじめをつけ現在を肯定していく作業にもなっているのです。
私は、片付けながらその時間に寄り添い、お客様のご意向に沿って暮らしの仕組みを作ります。
毎回、思い出話が山ほど出てきて、ほとんど親戚のおばちゃんのような気持ちです。
モノを手に取れば、いろんな思いが沸き起こります。一度それを乗り越えて現在を認めることで、明るい未来が見えてきます。
片づける勇気
片付けを依頼するのに勇気が必要だった。
事前のヒアリングシートに「部屋でゆっくりしたい。」とご記入くださいました。
継続で月一回程度、よりそい片付けサポートの作業に伺っています。
今月お客様が、
「最初、依頼するのに勇気が必要だった。」
とぽつりとおっしゃって。
同居のご家族と険悪な空気になっていき、どうにかしたいけれどどうにもならないと悩む年月が長かったとも。
もちろん、その勇気にお答えするため、一回ごと成果を出すように努めております。
今回は、お客様が
「あ~!すごい。暮らしのイメージがやっと見えてきた。」
20時間を超えてお客様に見えてきた暮らし。
それは、私は最初からイメージできていて、プランとしてご提示してありました。
普通に暮らしたいの「普通」とは?
片づけたらどんな風に暮らしたいですか?
- 普通に暮らしたい。
- ゆっくり眠りたい。
- 部屋でリラックスしたい。
まっすぐ体を伸ばして寝ていないとも伺いました。
プロとしての片付けのゴール
国家資格である需要なお仕事ですからストレスもあるでしょう。疲れを癒す場が自分の部屋になりますね。
寄り添う私の片付けのゴールです。
捨てるに捨てられない家
捨てるモノの関所
実は「捨てる」障壁は、ご家庭内に「捨てるモノの関所」があるからのようです。
「捨てたいモノをダメだと言われ戻されて、どんな風に捨てたらいいかわからなかった。」お客様。
BEFOREです。
*転載禁止。私のH.P.への掲載にご了承を得ました。
ベッドがモノに埋まっています。
↓目につく範囲のモノは片付けました。片付け途中です。
まだ未処理の書類が大量にあります。
捨てないで片付ける限界
長年「捨てないできれいに片付ける(収納する)」ことを頑張ってこられたようです。仕事も頑張りすぎて体調に変化が出たかもしれません。
今でもご家族からは、「捨てればすぐに終わるでしょう?」とご意見もいただきます。
ご家族様の「捨てる」イメージと、お客様が今必要な、使えるモノでも「手放す」作業とが若干違うとも感じています。
あくまでクライアント様の立場で
まだしばらく私は、勇気を出してご依頼くださったクライアント様(お客様)の立場に立って「人生の棚卸」に寄り添うつもりです。