義理の親の介護-重い記憶
子育てをしながら3人の親の介護と看取り、そして片付けをしました。
重い気持ちになるので封印していましたが、20年目の区切りとして書いていきます。
ダブルケアとは?
最近になって、出産育児と介護を一気に引き受けることが「ダブルケア」と名付けられていると知りました。
当時20年前は、ちょうどケアマネが誕生したころ。私は幼児を抱えて介護を引き受けることになりました。
義理の実家に住み込み、義父が元気なアルツハイマー病、義母は進行した腺がんという状況。
介護保険制度が発足したのは2000年。
この制度を始まったまもなくから利用したのですが、家庭に子育てが終わった専業主婦がいることが前提だったのかもしれません。
そもそも私は、出産を機に会社を辞めました。
3千人の社員の中で営業職の女性はたった3人で、私はそのうちの一人。
本店営業第一部第一課という有力な顧客を持つ部署でしたし、男女差がない職場。というより男性の意識。
そんな生活から子育てに意義を感じ、仕事をなげうつ価値があると信じていました。
当然子育てを最優先にスケジュールを組むつもりでした。
でも、介護者の私の都合のヒアリングはないし、配慮もなしです。介護現場で介護者の「子育て」は全く想定されていませんでした。
そこから5年後の、実の親の介護の時も配慮はありませんでした。
最近は、晩婚、高齢出産で親世代の介護と重なる事例が増えてきて、「ダブルケア」という言葉もできたようです。
嫁が介護する実態
「介護保険制度」が始まる前までは、「家制度」をひきずって長男の嫁か娘が介護者でした。
義理の両親を義理実家に住み込んで介護しました。
「嫁」は、無償の労働力です。
そして、「相続」は自分には関係ありません。後のその現場で起こることが理不尽さをつのらせます。
嫁が介護する
もし、今、この状態に直面しそうならば、義理の実家に同居し「嫁」がメインになっての介護は、おすすめいたしません。
メインはあくまで実子や直系の方。
そちらに任せるべき。
法律的にもそうなっているし、人の命の問題ですから当然です。
愛を表したいなら
もし、愛があってどうしてもお世話したいなら?
その実子や直系親族をサポートさせていただくのはいかがでしょう?
究極の時間に寄り添うということ
義理実家だけでなく、その後の実母の介護でも究極の時間を過ごしました。
もう少し、振り返ってみたいです。