マンション住まいの手元供養。親への想いを形にする。

片づけ・生前整理のサポートをしております讃岐峰子です。

この片づけサポートのお客様は40代。30代で、親の死をきっかけに実家を追われてしまい、その後の兄弟との相続争いは8年かかって、最近裁判で決着しました。

「片づけられない」きっかけは相続。40代の部屋BEFORE・AFTER

住まいの片づけとともに、気持ちの整理もできるように、継続して作業に当たらせていただいております。

 

住まいの整理

長い間片づけられなくて、それとともに、ゆっくり寝ることすらできなくなってしまったそうです。

ゆっくりと癒される空間

「やっと普通に眠ることができました!」

そうおっしゃるお客様と手を取り喜び合いながら、わたしが想像できない深い悲しみの淵を感じました。

普通の暮らしを手に入れたいとの思いに寄り添いまして、ここまで2回の片づけサポート作業で、このようになりました。

 

  • 家でゆっくりする場所ができた
  • 安心して寝ることができる
  • 音楽や映像を楽しめる
  • クローゼットに今使うものが入っている、
  • 心を整える本が手に取れる

 

これは、私が作業の指針としている片づけのプランニングシートの一部です。メモ書き程度なのでお客様にお渡しするものではありませんが、

他に、モノの配置図、購入品のご提案書を作っており、必要であればそれをもとに相談させていただきます。

AFTER

このように、暮らしの場が整ってきつつあります。

 

心の整理

話すこと、聞くことの癒し

片づけながらお話をたくさんして、その中には胸が痛むエピソードも。長期間お身内で争う事の理不尽さについては、心を寄せてただ聞くだけです。聞いて共感することで、お客様の立場の理解が進みます。

それだけでなく、ここでしか話せないことを話すことが、お客様の気持ちの切り替えに役立てばとの思いがあります

 

ひとりでは乗り越えられない思い

相続は、近しい人と争うことになりがちで、その中で、穏やかな日常では現れなかった物事や言動を目にすれば、そのショックを癒すのは並大抵のことではないでしょう。ひとりでは乗り越えられないつらさに寄り添って、少しでもサポートできたらと思っています。

 

ご供養の場【BEFORE】

さて、今回は、祈りの場を作ります。

*お客様のご厚意で画像を掲載させていただいております。

無断で複製、利用することはお断りいたします。

 

前回作業2回目【AFTER】

このクローゼットの

左側に祈りのスペースを作っていきます。

使うのは、お母さまのご遺品のドレッサー

 

素材はつやのある桜の木で、しっかりとしたつくり。内部も劣化を感じずきれいでした。

 

ご供養の現状

さて、一般的にいわゆる分家で、ご本尊を置かずに癒しの場を作るとしたら、どのような形があるでしょうか?

エンディング情報

年に一回「エンディング産業展」というのが東京国際展示場で開かれて、毎年参加しています。ここで最新の様々なご供養のアイデアを見つけることができます。

儀式もご供養の場もコンパクト化の傾向

特に東京圏では、大げさにならない供養の場が求められているように感じます。旅立たれる方がそう望むというのが背景にあるでしょう。

そして、この産業展では、華美なものを用意しなくても場を整えることができると、たくさんの提案がされています。

手元供養

供養といっても、墓と仏壇は本家で管理している場合、手元供養といわれる祈りの場をしつらえる方が増えてきたようです。

セットするもの(例)

手元供養品を安置するための飾り台を中心に、お線香リンを隣に置きます。

遺影や、ミニ骨壷思い出の品を飾ることもありますが、一見するとお仏壇には見えないものも多く、それをリビングルームやベッドルームなどに置くと、違和感なく故人の 居場所を作ることができるのです。

 

ご供養の場AFTER~手元供養

南向きの壁に棚をかけドレッサーの鏡を外し、このようにしつらえました。プライベートなものなので画像の色を抜きました。

こちらのお宅ではこれまで、キッチンに遺影や仏具を置いていらっしゃいましたが、供養の場は、火や水や油気のある場所よりは居室にあったほうがふさわしいでしょう。

信心深く、お参りを欠かさないお客様ですから、親の愛を感じ感謝の気持ちで暮らしていかれたらとの思いを込めました。ゆっくり眠って心を癒しながら、徐々に自分らしい暮らしを取り戻してください。

片づけサポートでは傾聴を大事にし、お客様に寄り添ってモノと心と情報の整理作業にあたらせていただいております