「60代の後悔」から考える、今やっておきたいこと

しなかったことを後悔する

人は晩年、したことを後悔するより、しなかったことを悔やむ傾向にあるようです。

これを聞いて、今と晩年になって気になることは違うかもしれないから、やりたいことはやれるうちに多少無理してもやろうと考えるようになりました。

 

片づけをしておかなかった後悔

60代以上の男性3割の方が”不要品を片づけておけばよかったと後悔”。

「プレジデント」という雑誌の2018年1月1日号(老後に困るのはどっち?)の記事です。(概要は下記)

私が驚いたのは、3割という数字の大きさ。

「片づけくらいこれからでもできそうなのに?」

多くの方もそう感じるでしょう?

 

【概要】「60歳以上の男性120名の後悔」

「プレジデント」(2018年1月1日号)

60歳以上の男性120人に、健康や家計など6つのジャンルの「後悔」についてインターネット調査によって、一般男性より回答を得た。調査日は2017年11月16~17日。(調査協力=NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション)

 

なぜ、シニアは片づけられない?

時を重ねると、取り組む気力と体力が減ってくるようですから、「もうだめだ」とあきらめが出てきて、「後悔」となってしまうのかもしれませんね。

 

片づけに必要な5つの力

片づけにはいろんな種類の力が必要です。

私がお伝えしている生前整理では、片づけに必要な5つの力として、

  • 判断力
  • 決断力
  • 分別力
  • モノの管理能力
  • 体力

をあげています。

年を重ねるごとに知らず知らず減っていきますし、認知症の症状が出ると、真っ先に「片づけられない」ことで困る場面が出てきます。

「片づけは人任せ」?シニア男性

最初の雑誌のアンケートでシニア男性は、不用品を捨てなかった結果、配偶者や子供に迷惑をかけていると後悔しているようです。

「不用品をため込むと迷惑をかける」のが後悔の理由。

「40代で片づけておけばよかった」という気持ちがあるものの、「あとはよろしく、すまない」とあきらめも感じ、自分で何とかしようという気持ちが薄いと思うのですが、いかがでしょうか?

自分のモノの片づけは、大変だろうけど配偶者(妻)や子世代が担うことという意識でしょうか?

 

今やっておきたいこと

家族に片づけを任せたい人は、マメにコニュニケーションをとって良い家族関係を維持してください。

実のところ、片づけをする以上に、よりよく暮らすために大切なことだと思います。

なのに、なかなかうまくいかないのがこの頃の実情です。

 

では、人任せにできない人、自分で後悔しない暮らしを作りたい人はどうしたらよいでしょうか?

早くに片づけ意識をつける

「親の家の片づけ」が大変だとマスコミで取り上げられるようになってきました。

親の家に限らず、モノをため込んでから片づけるのは、時間と気力、体力がいっそう必要です。

そして、片づけ現場からは、モノを減らすことに想像以上のお金がかかる世の中になってきたということが言えます。

 

あとから慌ててしまわないように、早くから「片づけ意識」を持ち、不用品をため込まなければ、ゆくゆく使わないモノの片づけで困ってしまうことはなくなるでしょう。

モノが増える2つの時期を知り対処する

モノが増えるのは、子育て時期とシニア期と言われていますから、まずは、子育て期を過ぎたら要不要を判断していきたいですね。

シニア期は、体の衰えを補うためもあり、必要なものが増えることがあるでしょうから、事前にそのスペースを空けるつもりで40代、遅くとも60代に入るまでには分別しておきたいところです。

すでにシニア期の場合

自分でできないことは、人の力を借り、「後悔を減らす」のはいかがでしょうか?

シニア期で「片づけたいけれど片づけられない方」は多く、さらに先送りにしてしまうと負の遺産を残すことになってしまうことも。

問題は、モノと向き合うのは疲れる作業ですから「続かない」ということ。

 

だから、寄り添って片づけを励ましてくれる人を見つけられるといいですね。

お子様やお友達同士でも、もちろん私たちプロでもよいですし、その方なりのペースと思いを大切にしてくれる方です。

 

そして、これからの人生に必要なものを残し、来し方を思い返しながら思い出のモノを厳選して行くことをしていきましょう。

その中で、新たな思いややり残しに気づくこともあるようです。

元気なら行動に移すこともできます。

 

60代女性クライアントの場合

ご自分のペースで片づけていらっしゃる私のクライアント様の例です。

最近片づけを決意されました。

 

その方からは、50代であった数年前からご相談はあって、その時は

「今は落ち着かないから、いつかよろしくね。」

 

まず親の遺品整理でした

今は、親の遺品整理に入らせていただいています。

最初に片づけ方のレクチャーをし手順と方向性を決めました。

そして、クライアント様のご意向で、メールで近況や進みぐあいを伺うことを主に行いながらサポートしています。

 

この夏の猛暑でも心折れず、

「予定よりかなり遅れてしまった!」
とおっしゃいながら仕分けを進めていらっしゃいます。

次は、不用品の搬出のサポートをさせていただく予定です。

 

ご自身のモノはどうされます?

「もう無理!

量が多すぎてみんな大切と思うから分けられないの。

今はやる気が出ないから、私が死んだら捨ててもらいたい!」

 

(いやいや、まだ数十年生きますよ!

悩みながら暮らすのはやめて、リセットしませんか?)

 

私にも、いろんな思いがあります。

 

でも、まずは「親のモノ、思い出の品」を片づけ、すがすがしい空間を作れたら、その流れで、ご自分のモノの片づけにもトライしていただくつもりです。

 

後悔しない片づけ

シニアの片づけ

シニアさまは、知識も経験も十分おありです。

素晴らしい活動をしてきて、たくさんの思い出があって、片づけはそれをモノを通して確認する作業です。

さらにその延長線上に未来を描いていただきたい。

そして一方、繊細になっていく心の部分やプライドもお持ちですので、こちらがペースをコントロールしようとすると続かないように思います。

 

片づけをしておかなかった後悔が、シニアさまのアンケートで3割もいらっしゃった。

「40代のうちにやっておけばよかった。」

ここから見えるのは、片づけを先延ばしにしているとシニアになって後悔する確率が高いということです。

すぐできること

片づけは、知識が必要なこともありますが、日常的なことは経験で技量が上がっていきますので、今日から引き出し一つ「いる」「いらない」の選別から始めることができます。

プロの私たちが片づけのお手伝いに入っても、「いる」「いらない」は他人が勝手に決められないので。このチカラは大切です。

でも、最初は「いる」「いらない」すら分けるのが難しいのが、シニアさまの現実でもあるのですが、やっていれば慣れてきてどんどんラクに選別できるでしょう。

一人だとできないことは

一方、いらないものを外に出すのが年々難しくなってくると、不用品をため込む現状もあります。

一気に業者に頼むことができますが、自治体の回収を基準にすると思う以上にお金がかかりますから、日常的には、地域とのつながりの中でサポートを受けられますので、情報を得ておくといいですね。

力を借りられ、励ましあえる人間関係があったら宝物です。

片づけは暮らしの一部です。

あきらめてしまうと、暮らしとともに長く続く後悔になりかねません。

それに、後悔はできれば少ないほうがいいです。

だから、「自分が心地よく」暮らすためにプロにご相談いただくというのも一つの手ではないでしょうか?

寄り添って励ましナビゲートいたしますので、確実に片づけは進みます。